2023年 どんな年
目次
2023年は癸卯、四緑木星
2023年は干支は癸卯(みずのとう)でした。九星気学では四緑木星が中央に回座した年になりました。どんな年になったのでしょうか。
癸卯は六十干支の中の40番目の干支で、一言でいうと穏やかな雰囲気を持った空気を持っています。この癸卯の影響でマイペースで自分主義な空気が流れ、ウサギのように前にぴょんぴょん跳ねて進むような、軽快さもある年になったと思います。そして、四緑木星の整うの空気に影響を受け、外堀を固めようという動きがあったかと思います。四緑木星は風の象意を持っています。風のように自由に、そして、成長を表す星なので、変化を望む空気が強く流れていました。癸卯と四緑木星の象意がうまくマッチしているところでは、自由に成長し、自分のための行動を取ることができたのではないでしょうか?風の時代をうまく取り入れ、新しい風を取り入れることを良しとし、革新的な進歩を遂げた人もいるでしょう。
ですが、癸卯の自分主義はとても強く影響を表し、自分勝手な振る舞いをしているような人も多く見受けました。今まで自由を主張しなかった人も、自分をしっかり出し、主張をした年です。
賢者の乱
じゅうの診断の話をすると、癸卯の影響を大きく受け、大きな決断や変化を起こしたのが賢者の方々でした。
賢者 巧は生まれ年が卯年の方です。生まれた年の干支を把握している人は多いかと思いますが、生まれ日の干支を知っている人は少ないでしょう。実は、じゅうの診断は生まれ日の干支でグループ分けをしています。賢者 巧の方はまさに、2023年の干支と、自分の生まれ日の干支がマッチして、自分の気が強くなった年になります。賢者 巧の方が悩んだのは自分の居場所についてではないでしょうか。自分が立っている場所は、自分から選択して、自分の責任でやっているはずですが、イマイチ理想と違うと感じている部分を許せない流れになりました。仕事に対して尽くしているのに、思い通りのポジションに行けないとか、恋人に尽くしているのに、思い通りの関係になれないなど、今まで、あえてその場所に甘んじてとどまっていたはずなのに、急に我慢の限界が来た感じです。仕事に関しては、思い切って辞めるという選択をした方もいるでしょう。上司に直談判した人もいるでしょう。恋人に、自分の理想を話した人もいるでしょう。ですが、話してもどうしようもないことだってあるのです。今まで何も言わなくて穏やかだった賢者 巧が、大きな声で主張して、ああしたい、こうしたい、してもらわないと困ると主張したら戸惑うのは周りです。主張し始めた賢者 巧の要求に応じようと奔走した人もいるでしょう。賢者 巧とけんかする形になった人もいるでしょう。主張に振り回されて戸惑った人もいるでしょう。当の本人は当然のように主張し、休まることもなく、不満をぶつけてくるので本当に疲れた年になりました。賢者 巧の人はとても穏やかですが、愚痴が止まることを知りません。一度言い始めると最後、過去をほじくり返し、周りを引き合いに出し、ネチネチと言い続けてしまう癖があります。自分でもよくないと思って、普段は我慢しているのですが、2023年は止まりませんでした。それが原動力になり、行動を起こしたのですから、内に秘めたエネルギーが爆発した年になりました。周りを振り回してでも得られた結果ですが、多くの賢者 巧が後悔もしているのが印象的でした。受け身になって与えられている時が幸せだったと感じた人もいますし、マイペースに振舞えないくらい忙しくなってしまったからが理由の方もいます。
賢者 魅の方も2023年大きな変化を遂げました。賢者 魅の方は生まれ日が戌年です。卯年とは支合という関係にあり、ペアであり、相性の良い干支になります。賢者 魅の方はも「自分」に強くスポットが当たった年になりました。自分がどうしたか、自分の所有物、自分の利権、自分の主張、全てにおいて主張し、境界線をはっきりと引き、白か黒かしかないような厳しい選択を次々としていきました。賢者 魅の方の特性である、ちょっと意地悪で、マウントを取ってしまうような態度で、周りを圧倒し、制圧するような言動も目立ちました。本人は当然の権利を主張しているし、何も間違っていないと自信をもって進めましたが、周りはその勢いに白旗をあげ、言うとおりにするしかありませんでした。一方で、賢者 魅はお願いされたこともきっちりとこなしました。あなたしかできない、あなたがいないとと言われたことに、しっかりと乗っかり、最後までまっとうするつもりで、身を置いた年にもなります。頼りにしてくる人、自分を好いてくれる人には大きな愛で受けとめ、自分も学ぶ姿勢で挑む姿が余計に魅力的に見えた年です。ですが、どちらにしても、後悔をしているように感じています。人に頼まれて挑んだことも荷が重すぎましたし、厳しく進めたことも、あえて厳しくした結果、大きなものを失いました。後悔先に立たず、進んできた道は時間と一緒で巻き戻すことができません。ですが、意味のないことは一つもないのです。賢者 巧の方も魅の方も癸卯の年に感じたこと、やったこと、結果。すべてに意味があります。活動的になり、気が強くなり、四緑木星の成長の象意に乗って、進んできたことに意味がありますので、答えを性急に求めずに、しっかりと自分の中に落とし込み、成長の材料としてください。
総評
2023年は2022年に比べると、穏やかに感じた方が多いのではないでしょうか。ですが、コロナウイルスが第五類に移行し、罹患した人もいるでしょう。自由に行動できることを早い段階から受け入れ、マスクを脱ぎ捨てた人がいる中、今まで通り保守的な世界からなかなか抜けることができず、ノーマスクの人を疎ましく思った人もいるでしょう。イスラエルでは戦争がはじまり、自由と変革を求めて動き出しだしました。のんびりの流れているように見える時の流れの中で、人々の心が枝分かれを起こし、価値観が大きく割れ、動き出したのが2023年です。日本でもお金の価値が変わってきています。政府の感覚と市民と感覚は多きは隔たりを作り、どちらの気持ちもやり方も理解できないところまで来ているにも関わらず、何の対策も敷かれず、滅びゆく日本を傍観している状況です。世界で戦争が起きても俯瞰。増税されて、物価も上がり、生活が苦しくなっても俯瞰。自分主義で、自分のことで手一杯。それが2023年の流れだったのかもしれません。2024年は甲辰。41番目の干支です。そして、九星気学では三碧木星が中央に回座します。強い陽のエネルギーで、早い流れの運気が予想されます。忍者 純が生まれ日で支合は忍者 策になりますので、賢者の乱のように強く影響されて突き動かされるのは忍者でしょうか。それとも、辰と同じく方角を支配する寅でしょうか。寅は戦士 閃の方です。イメージとしては、辰を乗りこなすか、同じく肩を並べ進むことができる人が本当の自由を手に入れ、進むことができる年になります。空を飛ぶイメージがあなたにはできますか?2024年は立ち上がれ日本人。そんな年になるといいなと思っております。